The World's Edge

DOES The World's Edge歌詞
1.曇天

作詞:氏原ワタル
作曲:氏原ワタル
編曲:DOES
アニメ「銀魂」OP5

鉛の空重く垂れ迂み
真白に澱んだ太陽が碎けて
耳鳴りを尖らせる

ひゅるりひゅるり低いツバメが
8の字なぞってビルの谷を翔る
もうじきに夕立が來る

曇天の道を傘を忘れて
步く彼女は雨に怯えてる
ので僕も弱蟲ぶら下げて空を仰ぐ

あちらこちらあんよは上手
珈琲屋に寄って一休み極めたら
掃れない掃らない

曇天の道をぶらりぶらぶら
步く二人は足輕のごとく
危險好きの誰かのふりをする小心物共

曇天の道を傘を忘れて
步く彼女は雨に怯えてる
ので僕も弱蟲ぶら下げて空を仰ぐ


2.レインボウ・セブン

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

時雨の静けさ 切り裂く稲妻
暗がり眺めて だらだらする部屋

何を待つわけもなく
何となく思いに耽る
窓ガラスの向こう側には無限が
ありそうでないような太陽が
滲む軒端に落ちれば

あふれる光が辺りを照らして
七つの願いかけるレインボウ
途切れた雲の隙間から

薄紅はじけた 恋路の去り際
行方も知れず のらりくらり遠ざかる

花びら一ひら
手のひらの上からこぼれ落ちれば

約束破いた小指が震えて
僕と君とにかけるレインボウ
いつの間にか消えていた

時雨の静けさ 切り裂く稲妻
日暮れも待たずに 眠りについたら

ありそうでないような太陽が
滲む目蓋に落ちれば

あふれる光が辺りを照らして
七つの願いかけるレインボウ
途切れた雲の隙間
覗いた晴れ間に残された虹の欠片


3.ネバー・マインド

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

篝火揺らめく 十五夜の盛り場
月兎が踊り 星空むさぼる

僕たちはいつでも
小さな場所で大騒ぎしている

明かりを落として 危険を見つけた
何が起こっても 気にしないでくれ
昨日を無くして 明日を欲しがる
今日が嫌いなら 勝手にしやがれ

重ねる指先 思いつめたふりで
ノイズに響かせる 軽いクッキー・コンプレイン

切れるナイフのように
君の瞳は光り輝いている

快楽を覚えて 孤独を忘れた
今しかないから 邪魔しないでくれ
荒れ地を目指した 理性の季節に
惰性に任せて 夢を見ていたい

立ち去る君の背中に
印つければ僕だけには分かる

明かりを落として 危険を見つけた
何が起こっても 気にしないでくれ
昨日を無くして 明日を欲しがる
今日が嫌いなら 勝手にしやがれ


4.インディゴ

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

アスファルト蹴りつけ步いた
思い出の路地裡走るデジャヴ
あの日あの場所で追いかけた
小さな君の影

インディゴの空の下
並んだ街はコ一デュロイ
金色混じりの吐息
あどけない春の日に
嵐を呼ぶ... ...

戰慄きをこらえて待った
伽藍堂のホ一ムに時が迫る
「さよならは別れの言葉ね」
つぶやく人アモ一レ

インディゴの空の下
赤らむ頰はベルベット
動き始めた風景
止まらないまばたきが
嵐を呼ぶ... ...

誰かの話し聲響いて
かの人にあらずも今は昔
傷だらけの僕たちの上
あらん限りのブル一

インディゴの空の下
並んだ街はコ一デュロイ
金色混じりの吐息
あどけない春の日に
嵐を呼ぶ... ...

インディゴの空の下
道行く人の波が綺麗だ ...


5.レイジー・ベイビー

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

後悔先に立たずと気づいてもあとの祭り
反芻する間違いにうんざりしている日々
真面目にやらねば駄目など煩わしい事は
もうやめにして遊び呆けたいよ

暴走気味なレイジー・ベイビー
妄想に身を任せて
オールデイ・エブリナイト
焦燥に鎖につながれてる

朝に道を聞けば夕べに死すとも可なり
真っ当になるべく孤高奮闘努力はするが
光陰矢のごとしで弓を引く力が無い
困り果てては朝を迎えるよ

迷走がちなレイジー・ベイビー
本能に身を任せて
オールデイ・エブリナイト
踊り続けるよ

僕と君の違い
大そう変わりはない
そう思うだけで満たされて
心晴れるや

重たい足を踏み鳴らして
軽めなやる気を出してみせるよ

暴走気味なレイジー・ベイビー
妄想に身を任せて
オールデイ・エブリナイト
焦燥に鎖につながれ

迷走がちなレイジー・ベイビー
本能に身を任せて
オールデイ・エブリナイト
踊り続けるよ

続けよう


6.陽はまた昇る

作詞:氏原ワタル
作曲:氏原ワタル

時は流れるリズムに乘せて
踴り明かした青春が
夢に現を拔かしてまわる
流行りに飽きてしまうと
きらめく街の燈りが消えて
陽はまた昇る

夜の優しさを朝に忘れて
人ごみの中で迷い泣いた午後
古い悲しみを夕日で滲ませ
新しい夜を越える支度にかかる

僕は轉がる石の一粒
積もる瓦礫恐れて
居たり逃げたり似たり寄ったり
いつも同じ心像風景
あまねく續く都市の影繪に
陽はまた落ちる

朝の愛しさを夜に忘れて
反初めの光求め吞んで候
道なき道とか英雄に憧れ
世知辛い明日を生きる腹積もりで

ふいに昔の歌が聽こえて
あの日の想い掠める
僕の夜が壞れ始める

君の愛しさを時に忘れて
とめどなく浴びる酒に醉って朦朧
危うい眼差しをどこかに捨てて
行方知れず彷徨えるこの頃

夜の優しさを朝に忘れて
人ごみの中で迷い泣いた午後
古い悲しみを夕日で滲ませ
新しい夜を越える支度にかかる


7.ワンダー・デイズ

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

意味ない事ばかりしてる気がするのさ
愉快だ愉快だ
駄目な生活が好きだったりするから
不思議だ不思議だ
不思議で愉快な僕のワンダー・デイズ

刺激的な毎日をおくれ
夢から覚めないための言葉
ハロー・ハロー 言え

わけもわからずに過ぎ去ってしまう日々
不安だ不安だ
不安で心配な僕のワンダー・デイズ

魅力的な毎日をおくれ
吝かでない感じの出ないときは
ハロー・ハロー 言え

儚い週末にどこで何をしようと
自由だ自由だ
自由で無力な僕の
ワンダー・デイズは終わらない

刺激的な毎日をおくれ
夢から覚めないための言葉
ハロー・ハロー

吝かでない感じの出ない僕の
不思議で愉快な物語
ハロー・ハロー 言え


8.デイ・サレンダー

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

汚れた星空には三日月がよく似合う
君に誘われたなら僕は壊れてしまう

明かりを背に見えたものは
全て黒く染めあげたい

浮かれっぱなしのデイを
流れ流れて
過ごした日をサレンダー
めくるよカレンダー

刺激に慣れたやつが
次のやつを欲しがる

楽しませてよ今すぐに
待ちづつけるのは嫌いさ

騙し騙しキャンディー・バー
平らげ過ぎて
お気に入りのフレイバー
見失うよ
行く場所をなくした鳥たちは
どこか飛ぶのか
何かを待つのか

歪む雨垂れが綺麗すぎて
僕は退屈退屈は僕

明かりを背に見えたものは
全て黒く染めあげたい

浮かれっぱなしのデイを
流れ流れて
過ごした日をサレンダー
振り返らないで
あるがままにわがままに今日も
数える指先で
めくりめくるカレンダー


9.夏の散歩道

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

煉瓦色の道端に野あざみが咲き乱れ
誘惑の甘い香りで世界が歪んでいる

あまりにも暑い
太陽が君のうなじを照らして
流れだす汗の雫を拭いてみせてよ

静寂の青い空に入道雲が立ち起こり
いつしか二人きりの林間は閑散としています

突然に速く
駆け出した君の仕草に合わせて
激しくなる胸の疼きを聞いておくれよ

陽炎揺れている夏の散歩道
君を追いかけて恋のせめぎ合い

やみくもに触れかけた手のひらがヒラリする
おどけたふりで僕の妄想を笑い飛ばしているね

あまりにも暑い
太陽が君の瞳を閉ざして
溶けてゆく僕の心を拭いておくれよ

陽炎揺れている夏の散歩道
君を追いかけて恋のせめぎ合い

熱い火花散る夏の散歩道
僕はまた君に負けてしまいそう


10.太陽病

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

陽が差す路上を逃げ出して
木漏れ日たちと戲れる
君の微笑みが
汗ばむ僕の微熱上げる

ガラクタばかりの裡庭に
見つけた寫真立ての中
セピア色した表通りは夏

太陽にやられて幻をみてる
あの時もこんな熱い晝下がり
君にうなされて冷めやらぬ想い
それは陽炎と消えた

僕らが青い果實の頃
空には白い雲が見えた
とても靜かな甘い匈いがしてた

樂園を求めてさまよい步いてた
喉を乾かせる熱い晝下がり
公園から見えた狹い空の下
ここが何處かもわからずに

溶けてしまいそうな
蟬時雨の中
遠い君を想う

太陽にやられて幻をみてる
あの時もこんな熱い晝下がり
君にうなされて冷めやらぬ想い
それは陽炎の
ゆらめきのざわめきに消えた


11.君の好きな歌

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

一人ぼっちの夜
濁る空を見上げて
流れ星を探し續けた

面影殘した掃り道も
今は見えなくて

こぼれた淚ひとつ
渴き果てた街に溶ける
こんな夜は君の好きな歌を歌うよ

どれくらいの時が過ぎて
いくつの白い線を越えて
僕はどこに行こうとしてるんだろう

誰にも見つけてほしくないと
噓をつきながら

千切れた吐息ひとつ
頰を撫でる風と混ざる
こんな夜に君がいないなんて

ネオンを散りばめた並木道に
走馬燈のように流れる車道のライトが
眩しくて目を閉じる

こぼれた淚ひとつ
渴き果てた街に溶ける
こんな夜は君の好きな歌を歌うよ

千切れた吐息ひとつ
頰を撫でる風と混ざる
こんな夜に君がいないなんて


12.世界の果て

作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara

渚を滑る潮風が
錆びれる想い運び去る
いつかまた會える
そうつぶやく時
終わりが始まる

遙か世界の果て
このまま二人消えてしまおう
何もなくてもいい
君がいるなら何もいらない

歪んだ唇が見せる
強がりの笑みがこぼれた
やがては崩れる足跡殘して
步き續ける

遙か世界はほら
寄せては返す波のようだよ
何も知らないまま
過ぎた日々にも意味があるはず

ため息ついた君の眼に
閉じ迂められた通り雨
離れ離れが僕たちを
變えてゆくその前に

遙か世界の果て
このまま二人消えてしまおう
何もなくてもいい
君がいるなら何もいらない

遙か世界はほら
寄せては返す波のようだよ
何も知らないまま
過ぎた日々にも意味があるはず